デイコ(読み)でいこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デイコ」の意味・わかりやすい解説

デイコ
でいこ / 梯姑

マメ科(APG分類:マメ科)の落葉高木。デイゴともいう。東南アジア原産で、沖縄台湾では露地で栽培され、真紅の美しい花を開く。

[編集部 2019年10月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「デイコ」の意味・わかりやすい解説

デイコ

デイゴとも。インド,マレー地方の原産といわれるマメ科の落葉高木。高温多湿地では常緑。葉は3出葉で小葉はひし形。花は4〜6月,若枝の先に数十個がかたまって,ふつう葉より先に開き,真紅色で4〜5cmの細長い蝶(ちょう)形。豆果は広線形で長さ10〜30cm。沖縄,九州では庭木とし,東京以南では戸外で越冬する。これに似たブラジル原産のアメリカデイコのほうが寒さに強く,花は葉よりあとに開き,大きくて丸みがあり,鮭(さけ)肉色で花期は6〜8月。ともに取り木または実生(みしょう)でふやす。

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