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…《オデュッセイア》と並ぶ,ホメロスによるギリシア最古の長編叙事詩(前8世紀中ごろ,1万5693行)。神話伝説的にはヘシオドスが《農と暦(仕事と日々)》でいう英雄時代,歴史的にはミュケナイ時代(前1600‐前1100)を背景に,トロイア戦争を題材にする。物語はギリシアの遠征軍がトロイアを包囲して迎えた10年目の,ある49日間のできごと。…
…ギリシア伝説中の英雄。ホメロスの二大長編叙事詩のうち《イーリアス》にはトロイア戦争中の活躍ぶりが,《オデュッセイア》にはその帰国物語が語られている。ラテン名はウリクセスUlixes,そこからきたユリシーズUlyssesという英語名でもよく知られる。…
…前者には(1)宇宙の生成,(2)神々の誕生と神界の秩序確立,(3)人類の出現と神々との関係についての物語などがはいる。後者は英雄たちによる最大の共同事業といえるトロイア戦争をくぎりとして,(4)古い時代の英雄たちと,(5)新しい時代の英雄たちの物語とに便宜上分けることができよう。以下においてはこの順序に従って荒筋だけを問題点とともに紹介する(図)。…
…ドイツの考古学者。ミュケナイ文明とミノス文明の発見者。北ドイツの貧しい牧師の子に生まれたが,少年時代にホメロスの物語に魅了されてトロイアの都の実在を信じ,その発掘を決意する。しかしその前半生は独立のための富の追求のうちに過ぎる。中学を終えると小売店の小僧,徒弟,下級船員,商社の社員などの職を転々としながら,少年時の夢を堅持し,また十数ヵ国語を習得する。ようやくロシアにおいて巨富を得ると実業の第一線から退き,自力による初志の実現に没入する。…
…ルキウス・セプティミウスLucius Septimiusなる人物(4世紀?)のラテン訳全6巻によって今日に伝わる。その巻頭に付された書簡および序文によれば,本書はもともとトロイア戦争に参加したギリシア方の武将,クレタ王イドメネウスIdomeneusの従者ディクテュスが主命によって書きとどめた戦争の記録文書(ephemerisは〈日誌〉の意)で,久しくクノッソスの地中に埋もれていたものがたまたま皇帝ネロの治世第13年(後66)に発見され,その際まず原文のフェニキア文字がギリシア文字に改められ,その後さらにセプティミウスの手でラテン語に直されたという。原著からラテン訳成立に至るまでのこうした経緯は,従来まったくの虚構として顧みられることがなかったが,19世紀末,本書の一部を記したギリシア語のパピルス断片(3世紀前半)が発見されるに及んで,ディクテュス原作者説は論外にせよ,少なくとも本書のギリシア語原本が2~3世紀ころに書かれたことは確実視されるにいたっている。…
…のち,最も美しい女神の誉れをめぐるヘラ,アテナ,アフロディテ3女神の争いの審判をゼウスに命じられたとき,世界一の美女との結婚を約束したアフロディテに勝利を宣した彼は,それまで妻としていたニンフのオイノネOinōnēを見捨て,女神の加護のもとにスパルタ王メネラオスの后ヘレネを誘拐した。これが原因となって起こったトロイア戦争では,彼はメネラオスと一騎打ちをしたほか,ギリシア方最強の英雄アキレウスを射殺したが,フィロクテテスにヘラクレスの毒矢を射あてられ,治療法を知るオイノネのもとに帰ったものの,彼女に治療を拒まれてそのまま落命したという。【水谷 智洋】。…
…ギリシア中から集まった多数の求婚者の中から,ミュケナイ王アガメムノンの弟メネラオスを夫に選んだ彼女は,スパルタ王妃となって1女ヘルミオネHermionēをもうけた。しかし夫の留守中,トロイアの王子パリスに誘惑されて館を出奔したため,トロイア戦争が起き,パリスはこの戦争で弓の名手フィロクテテスに射殺された。パリスの死後,彼女はその弟デイフォボスDēiphobosの妻とされたが,トロイア陥落の際,彼はメネラオスに殺され,ヘレネはメネラオスに伴われて8年かかってスパルタに帰国したという。…
※「トロイア戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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