ドルジーニン(読み)どるじーにん(英語表記)Александр Васильевич Дружинин/Aleksandr Vasil'evich Druzhinin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドルジーニン」の意味・わかりやすい解説

ドルジーニン
Druzhinin, Nikolai Mikhailovich

[生]1886.1.13. クルスク
[没]1986.8.8.
ソ連の歴史家。 1953~64年科学アカデミー会員。モスクワ大学を卒業後,科学アカデミー付属歴史研究所,共産党上級学校などに勤務。 19世紀の政治経済史の研究で指導的な役割を果した。特にデカブリストの研究,ロシアにおける資本主義発達史の研究が有名。 1946年スターリン賞受賞。主著『デカブリスト N.ムラビヨフ』 Dekabrist Nikita Murab'ëv (1933) ,『国家農民とキセリョーフ改革』 Gosudarstvennye krest'yane i reforma P. D. Kiselëva (2巻,46~58) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドルジーニン」の意味・わかりやすい解説

ドルジーニン
どるじーにん
Александр Васильевич Дружинин/Aleksandr Vasil'evich Druzhinin
(1824―1864)

ロシアの小説家批評家ジャーナリスト。デビュー作『ポーリニカ・サックス』(1847、『現代人』誌掲載)は写実的な作風で、ジョルジュ・サンドに啓発されて女性権利テーマとしたもの。思想的にはリベラルで、文学の社会的効用を強調する『現代人』誌一派とたもとを分かち、純粋芸術を支持する側に回った。

[藤家壯一]

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367日誕生日大事典 「ドルジーニン」の解説

ドルジーニン

生年月日:1886年1月13日
ソ連の歴史家
1986年没

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