精選版 日本国語大辞典 「ドン川」の意味・読み・例文・類語
ドン‐がわ ‥がは【ドン川】
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ヨーロッパ・ロシアを流れる川。古代ギリシアではタナイスTanais川とよんだ。長さ1870キロメートル、流域面積42万2000平方キロメートル。年間流量は約29.5立方キロメートル。中央ロシア台地の東斜面に発し、初め南流する。ボロネジを過ぎるとしだいに東方に向きを変え、広い河成平野をつくる。人造湖ツィムリャンスク湖を経て西流し、ロストフ付近より下流に広大な三角州をつくりながらアゾフ海のタガンログ湾に流入する。ボロネジ川、ホピョール川、メドベディツァ川、ドネツ川、マニチ川などの支流がある。流量の多くは融雪水で、春季に増水する。平均勾配(こうばい)が約1万分の8ときわめて緩く、とくに中流部以下では数百メートルの流路幅を有してゆっくりと流れるので、「静かなドン」といわれる。11月上旬~12月上旬から、3月下旬~4月中旬まで結氷する。
漁獲量は多く、キャビアの産地として知られる。結氷期と夏季の減水期を除き、河口から1355キロメートル上流のゲオルギウ・デジまで、春の増水期にはさらに235キロメートル上流まで船が通る。ツィムリャンスク湖の上流端からボルガ・ドン運河が通じ、穀物や石炭などの重要な水上輸送路となっている。ツィムリャンスク湖の水は発電、灌漑(かんがい)などにも利用される。
[熊木洋太]
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中央ロシア高地に源を発し,アゾフ海に注ぐ大河。全長約1870km,42万2000km2の流域面積を持っている。古代ギリシアの文献にはタナイス川として出ている。16世紀以降,中・下流域にカザークの自治区がつくられ,17世紀には南部国境の防衛の第一線になったが,しばしば農民暴動の震源地にもなっている。ソ連時代に運河によってヴォルガ川と連絡された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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