ニケフォルス3世(読み)ニケフォルスさんせい(その他表記)Nicephorus III Botaneiates

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニケフォルス3世」の意味・わかりやすい解説

ニケフォルス3世
ニケフォルスさんせい
Nicephorus III Botaneiates

ビザンチン皇帝 (在位 1078~81) 。小アジアの軍人貴族出身で,テマ・アナトリコンの軍管区長官となる。 1078年1月スルタン,スレイマンの援助を受け反対皇帝を名のり,首都コンスタンチノープルに進撃,同年3月皇帝ミカエル7世退位させ即位。先帝の皇妃マリアと結婚,2度にわたる内乱を鎮圧するが,将軍アレクシウス・コムネヌスの反乱に敗れ,総主教のすすめにより退位,首都のプリレプトス修道院に入った。

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