精選版 日本国語大辞典 「ニトロセルロース」の意味・読み・例文・類語
ニトロ‐セルロース
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
セルロースエステルの一つ。一般的には硝酸繊維素、硝酸セルロースといわれているが、塗料、セルロイドあるいはコロジオン用の場合には硝化綿、火薬・爆薬用の場合には綿薬または綿火薬とよばれてきた。
精製乾燥したセルロースを、硝酸、硫酸、水の3成分からなる混酸に常温付近において浸して得られる。混酸の組成により種々の窒素量のニトロセルロースが得られ、窒素量によって強綿薬、弱綿薬および脆綿(ぜいめん)薬に分けられる。理論的にはセルロースの単位構造当り3個の硝酸基が入り、窒素量14.14%となりうるが、実際には14%以上の製品を得ることはむずかしい。強綿薬は無煙火薬、弱綿薬はダイナマイト、ラッカー、人工レザー、脆綿薬はセルロイドの原料として用いられる。
[吉田忠雄・伊達新吾]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…綿のような安価なセルロース系天然繊維から高級な絹に似た人工繊維(人造絹糸,略して人絹ともいう)を作ろうという努力が始まった。ニトロセルロースがフランスのブラコネH.Braconnetによって1832年セルロースと硝酸から合成されたので,スイスのC.F.シェーンバインが46年にこれをエーテルとアルコールに溶かして糸に引いたのが始まりである。85年にC.H.B.deシャルドンネはニトロセルロースを紡糸後に脱ニトロ化してシャルドンネの絹と呼ばれる最初の実用になるレーヨンを作り,一時期広く使用された。…
※「ニトロセルロース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新