ニューカレドニア島(読み)ニューカレドニアとう(英語表記)New Caledonia

精選版 日本国語大辞典 「ニューカレドニア島」の意味・読み・例文・類語

ニューカレドニア‐とう ‥タウ【ニューカレドニア島】

(ニューカレドニアはNew Caledonia) 南太平洋西部、オーストラリア東方にある島。フランス領。一七七四年ジェームズ=クック発見。一八五三年フランスの植民地となる。ニッケルクロム鉄鉱石など地下資源豊富。面積一万六一一八平方キロメートル。中心都市ヌーメア。フランス語名ヌーベル‐カレドニー。

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デジタル大辞泉 「ニューカレドニア島」の意味・読み・例文・類語

ニュー‐カレドニア(New Caledonia)

南太平洋西部、メラネシアの島。オーストラリアの東方にある。中心都市ヌーメア。1774年英人クックが発見し、スコットランドの古名カレドニアにちなんで命名。1853年以来フランス領。ニッケルクロムなどの地下資源が豊富。先住民はメラネシア系のカナカ人。面積1万7000平方キロメートル。人口28万(2017)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューカレドニア島」の意味・わかりやすい解説

ニューカレドニア島
ニューカレドニアとう
New Caledonia

南太平洋南西部,フランス海外領ニューカレドニアの主島。フランス語ではヌーベルカレドニー Nouvelle-Calédonie島。長さ 400km,幅 40km,周囲をサンゴ礁で囲まれ,中央の山脈 (最高峰パニエ山,1628m) の東側は年降水量が 3000mmと多く,森林があるが,西側は年降水量 1000mmと少なく,サバナとなっている。亜熱帯気候で,年平均気温 24.5℃。コーヒー栽培と牧牛がおもな土地利用。ニッケル,クロム,コバルト,鉄,マンガンなどの鉱物埋蔵に恵まれるが,採掘が続いているのはニッケルのみである。観光も重要。島を囲むサンゴ礁は,オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ規模を誇り,2008年世界遺産の自然遺産に登録された。面積 1万6372km2。人口 20万5939 (2004) 。

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