ニューカレドニア独立運動(読み)ニューカレドニアどくりつうんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ニューカレドニア独立運動
ニューカレドニアどくりつうんどう

南太平洋,フランス海外領ニューカレドニアの先住民メラネシア系カナク人による独立運動。独立問題をめぐる最初の住民投票は 1987年9月に実施され,フランスからの独立に反対する政治勢力が勝利を収めた。しかし独立推進派のカナク社会主義民族解放戦線 FLNKSと,フランス系の独立反対派カレドニア共和国連合 RPCRとの対立は以後激化し,カナク人政治指導者の暗殺事件など双方から死傷者を出した。一方フランス国内では独立問題をめぐる国民投票を 1988年11月に実施し,最終的な決着は 1998年に実施される住民投票の結果にゆだねるとの結論を出した。1998年5月,フランス政府,FLNKS,RPCRは自治拡大をうたったヌメア協定調印,同年11月の住民投票で承認された。協定に基づき,2018年に独立の是非を問う住民投票を行なうことが決定した。ニューカレドニアの総人口は約 24万人,世界有数のニッケル鉱山がある。首都ヌメア郊外には大規模なニッケル精錬工場もあり,フランスにとって重要な資源供給・生産地となっている。

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