ヌベール(英語表記)Nevers

改訂新版 世界大百科事典 「ヌベール」の意味・わかりやすい解説

ヌベール
Nevers

フランス中部,ニエーブル県の県都。司教座所在地。人口4万4000(1990)。ロアール川,ニエーブル川の合流点に位置し,県の中心的商業都市。ゴム機械工業が発達しており,16世紀末以来の伝統をもつ陶器生産も行われている。ケルト人集落起源をもち,前52年にはローマに対する反乱の舞台ともなった。11~16世紀建立のサン・シール・エ・サント・ジュリエット大聖堂,11世紀建立のサンテティエンヌ教会など,史跡も多い。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヌベールの言及

【ブルゴーニュ】より

…とくに後者は巨大な鉄鋼会社シュナイダーの発祥地として知られ,現在は原子力発電所が設けられている。ロアール川流域の一部もブルゴーニュに含まれるが,中心地のヌベール(4万4000)は19世紀中ごろに奇跡を行った聖女ベルナデットの死没地で,そこから派遣された教団が日本で聖母系の学園をつくっている。これらの都市の存在にもかかわらず,ディジョンはTVG(新幹線)からも高速自動車道の主流からも外れ,将来の発展が憂慮されている。…

※「ヌベール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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