精選版 日本国語大辞典 「ネブラスカ」の意味・読み・例文・類語
ネブラスカ
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アメリカ合衆国中部の州。面積20万0017平方キロメートル、人口171万1263(2000)。州都リンカーン。州名は、プラット川をさすインディアンのことばに由来し「平らな水」の意。西境をワイオミング州とコロラド州、東境をアイオワ州とミズーリ州、北境をサウス・ダコタ州、南境をカンザス州とコロラド州に接し、中央部を東西にプラット川が、東境をミズーリ川が流れる。気候は大陸性、半乾燥気候を呈し、冬は寒くて夏は暑く、降水量は少ない。また、天候の変化が激しいのも特徴である。グレート・プレーンズの中央部に位置し、地形的には、東部の黄土地域、中央部の砂丘地域、西部の高原地域に大別できる。ミズーリ、プラット二大河川をはじめとする豊かな水と黒土とプレーリーに恵まれ、さらに、灌漑(かんがい)農業や設備、技術改良が加えられ、とくに東部を中心に大規模農業が発達する。トウモロコシ、オート麦、小麦、ライムギ、大豆、飼料、サトウキビなどが栽培され、牧畜も重要な地位を占める。工業は農産物の加工関連工業が大半であり、ほかに機械、金属、電子機器、電気機器工業が盛ん。中核となるオマハは、全米一の精肉業の中心地であり、家畜市場としては第2位を誇る。1803年のルイジアナ購入以前の16世紀ころからスペイン人、フランス人の探検が始まっていたが、本格的な定住は1823年のベルビューの町が最初である。1840、50年代は、西部開拓へのルートにあたるため、重要な物資の供給地として発展。1854年準州、67年第37番目の州に昇格した。1862年にホームステッド法が制定され、大陸横断鉄道も開通したため、空前の土地ブームをよんだ。第一次、第二次世界大戦は急速な経済繁栄をもたらし、近代化に向かって大きく前進した。州内には数多くの湖や砂丘があり、西部開拓時代に利用されたオレゴン道にはスコッツ・ブラフ国有記念物、チムニー・ロック史跡が残されており、史跡も多い。リンカーンとオマハにあるネブラスカ大学が教育の中核をなしている。
[作野和世]
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