ハイキュウチュウ

百科事典マイペディア 「ハイキュウチュウ」の意味・わかりやすい解説

ハイキュウチュウ

肺臓ジストマとも。長さ1cm内外のキュウチュウ類に属する寄生虫で肺に寄生する。東南アジアに分布して,日本でも山間の清流地に流行地がある。第1中間宿主カワニナ,第2中間宿主はモクズガニなどの淡水産カニ類で,これらのカニを生食すると感染する。自然気胸血痰主徴で,肺結核と誤診されることがある。治療剤はビチオノールなど。
→関連項目寄生虫モクズガニ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

暖冬

冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...

暖冬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android