百科事典マイペディア 「ハウサ」の意味・わかりやすい解説 ハウサ ナイジェリア北部とニジェール南部の地域を中心に居住する民族。アフロ・アジア語族チャド諸語の一つハウサ語を話す。人口は1000〜1500万人ほどで,その多くは主食のモロコシやシコクビエ,換金作物の落花生等を栽培する農耕民である。しかし,交易にも広く携わってきた伝統がある。このため,西アフリカの各地にハウサのコミュニティがみられる。ハウサ諸国を形成してイスラムを受容したが,19世紀にフルベ(フラニ)族に征服された。以来ハウサ文化に同化したフルベ族が支配階級を形成するようになった。→関連項目ソコト 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報