世界大百科事典 第2版 「ハリヤーナー[州]」の意味・わかりやすい解説 ハリヤーナー[州]【Haryana】 インド北西部の州。面積4万4000km2,人口1646万(1991)。州都チャンディーガル。1966年,当時のパンジャーブ州のうちヒンディー語地帯を範域として州を形成した。州名は〈ビシュヌ神(ハリはその別名)の住む所〉の意。パンジャーブ平原の南東端にあたり,北東から南西に緩やかに傾斜する標高200~300mの低平な平原が続く。降水量は400mm前後の地域が多く,南西端はタール砂漠北縁部にあたる。西ヤムナー用水路網によって過半の耕地が灌漑されるため,小麦,米,サトウキビ,油料作物,ヒヨコマメなどの産が多く,パンジャーブ州とならぶインドの穀倉をなす。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報