精選版 日本国語大辞典 「ハルシュタット文化」の意味・読み・例文・類語
ハルシュタット‐ぶんか ‥ブンクヮ【ハルシュタット文化】
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西部オーストリアを中心とする鉄器時代初期の文化。同名の遺跡はザルツブルク付近にあり,約2000の墓を発見。A期(前1000~前800年),B期(前800~前700年),C期(前700~前600年),D期(前600~前500年)に分けられ,後半のC~D期が典型的鉄器時代である。長剣,矛(ほこ),闘斧(とうふ),ナイフ,留め針,ピン,バケツ,高坏(たかつき),鍋,動物形飾り金具,甲冑(かっちゅう),耳輪,頸(くび)飾り,腕飾り,馬具,人面,家形土器,骨壺などが初期から末期にかけてみられる遺物の概観である。そのうち,意匠のあるものは,ルリスタンおよびカフカース地方のものと関係深い。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ヨーロッパに広くみられる青銅器時代から鉄器時代にかけての文化。名前の由来は、オーストリアのザルツブルク東南東にある同名の湖の湖岸に遺跡があることによる。この遺跡は18世紀以来知られており、調査もしばしばなされ、2500にも及ぶ墓が発見されている。ほかの遺跡でも墓は多く発見されているが、住居址(し)の発見は比較的少ない。土着のウルネンフェルト文化から受け継いでいるものが多いが、ギリシア文化からの影響も色濃くみられる。墓には青銅製品、鉄製品などの金属製品が多く埋められている。またウマの利用を物語る馬具、戦車の副葬もみられる。ケルト人と結び付けられることが多い。この時期の砦(とりで)のなかにはカエサルの『ガリア戦記』に登場するものもある。
[藤本 強]
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出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…オーストリア北部の州(ラント)。面積1万1979km2,人口138万4000(1995)。ドナウ川の流域地域で,川の北部はボヘミア森林地帯,南部はイン川,クレムス川,エンス川のレス地帯,ならびにザルツカンマーグートSalzkammergutのアルプス前山地帯から成り立っている。ドナウ川が流れる地域は南方に向かってオーストリアの農業地帯がひろがっており,住民の大半は農業を営んでいるが,森林地帯も州の40%に及んでいる。…
…ケルト美術は,ヨーロッパの第二鉄器時代に当たるラ・テーヌ期(前5~後1世紀)の美術を指し(ラ・テーヌ文化),地域によっては(アイルランド,グレート・ブリテン島など),その伝統がさらに8世紀あまり続いた。従来はケルト美術を中部ヨーロッパの第一鉄器文化(いわゆるハルシュタット文化,前12世紀~前6世紀)にまでさかのぼらせていたが,近年はハルシュタット美術とラ・テーヌ美術はごく限定された影響関係(技法,動物主題,陶器などについて)をもつにすぎないとされるようになった。ケルト文化は前500年ころから今日の南ドイツおよび東フランスを中心にして東西に広がり,西はアイルランド,イベリア半島,東はドナウ川流域からバルカン半島,小アジアに及ぶ。…
※「ハルシュタット文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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