バックル
(Henry Thomas Buckle
ヘンリー=
トマス━)
イギリスの
歴史家。科学的文明史観に基づき「イギリス文明史」二巻を著す。その
訳書は文明開化期の
日本に啓蒙的
役割を果たした。(
一八二一‐六二)
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デジタル大辞泉
「バックル」の意味・読み・例文・類語
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バックル
Buckle, Henry Thomas
[生]1821.11.24. ケント
[没]1862.5.29. ダマスカス
イギリスの歴史家。病身のため学校教育をほとんど受けることができなかったが,読書によって知識を獲得した。 1840~44年ヨーロッパ大陸を数回,61~62年エジプトを旅行,さらに中近東におもむいたが,途中熱病におかされて死没した。自然科学的方法を歴史に適用。主著『イギリス文明史』 History of Civilization in England (1857~61) は,日本にも明治初期に伝えられた。またチェスの名手としても有名。
バックル
buckle
尾錠 (びじょう) ともいう。ベルトや靴を締める留め具の一種。ベルトの一方の端にフレームと針を取付け,他端をこのフレームに通し,針を差込んで固定させる。針がなく,フレームの中心についたバーに他端をスライドさせるもの,ベルトの両端に金具をつけ,これをかみ合せるものなどもある。実用品であると同時に,衣服,靴,かばん,帽子などに幅広く応用される装飾品。
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バックル【Henry Thomas Buckle】
1821‐62
イギリスの歴史家。ロンドンの富裕な商店主の子として生まれ,正規の学校教育はいっさい受けなかった。父の死後,大陸を旅行して広い知識と語学力を身につけ,ロンドンに居を構えて万巻の書を読み,《イギリス文明史》(1857‐61)を著した。風土などの自然条件を重視し進歩史観を唱えたこの著作は,明治初年の日本において数度にわたって翻訳・刊行され,ギゾーの《ヨーロッパ文明史》とならんで〈文明史ブーム〉を引き起こし,田口卯吉の《日本開化小史》や福沢諭吉の《文明論之概略》などに大きな影響を与えた。
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バックル
ベルトとベルトを結ぶ金具のこと。ハーネスのチェストベルト、レッグベルトなどに使われている。最近の物は殆どがクイックリリースバックル(ワンタッチバックル)になっている。簡単に取り外しが出来るが為にレッグベルト締め忘れの事故も起きており注意が必要だ。
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バックル
Henry Thomas Buckle
1821〜62
イギリスの歴史家
文明史の研究に志し,『イギリス文明史』を書いて名声を得た。人類文化発達の要因として自然条件(気候・土地・食物など)を重視し,一種の唯物論的歴史学を唱えた。
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バックル
生年月日:1821年11月24日
イギリスの歴史家
1862年没
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