精選版 日本国語大辞典 「バリケン」の意味・読み・例文・類語
バリケン
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鳥綱カモ目カモ科の鳥。南アメリカのペルー、パラグアイ、ブラジルに分布する野生種のバリケンを家畜化したもので、原生地ではおもに樹上で生活する。前肢(翼)の指端には鉤(かぎ)づめが発達している。バリケンは、ペルーアヒル、ブラジルアヒル、タイワンアヒル(台湾アヒル)、カントンアヒル(広東アヒル)、ジャコウアヒル(麝香アヒル)などの別名でもよばれて広く飼われている。顔面は羽がなく赤い皮膚が露出し、雄の嘴(くちばし)の基部に肉いぼがあり、麝香様の臭気を出すといわれる。頭上には毛冠様の長い羽があり、羽色には野生種の黒のほか白、黒白斑(はん)などの変種がある。成体重は雄が約5キログラム、雌が3.5キログラムで、肉量は多いが繊維が粗い。この欠点を除くために、台湾ではアヒルとの属間雑種をつくり食用アヒルとして利用する。就巣性をもつが、就巣できないようにして飼うと年約150個の卵を産む。
[西田隆雄]
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…孵化日数は約28日である。タイワンアヒルはバリケン(イラスト)とも呼ばれ南アメリカのノバリケンを家禽化したもので,アヒルとは別種である。体は大きく顔が赤く頭部に赤いこぶがある。…
… (1)キジ科 ニワトリ(セキショクヤケイなどをインドで約5000年前に馴化(じゆんか)),ウズラ(野生のウズラを日本で江戸時代に馴化),シチメンチョウ(ヤセイシチメンチョウを北アメリカで原住民が馴化し,16世紀にヨーロッパへ紹介),ホロホロチョウ(野生のホロホロチョウを西アフリカで馴化)。(2)ガンカモ科 アヒル(マガモを北半球の各地で馴化),ガチョウ(サカツラガンを中国で,ハイイロガンをエジプトで馴化,ヨーロッパで改良),バリケン(ノバリケンをペルーで馴化)。(3)ハト科 イエバト(カワラバトをシリア付近で馴化)。…
…15種がおり,日本ではホシハジロ(イラスト),オオホシハジロ,アカハジロ,キンクロハジロ,スズガモ(イラスト)など8種の記録がある。(6)バリケン類Cairinini樹上に上がる性質をもつことが特徴。オシドリ(イラスト)類,ナンキンオシ類,ノバリケン,ツメバガン,コブガモ類などが含まれている。…
※「バリケン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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