精選版 日本国語大辞典 「パウサニアス」の意味・読み・例文・類語
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[古典期]
ペルシア戦争において,スパルタはコリントス地峡防衛に力を入れて,アテナイに名を成さしめたが,プラタイアイの戦でギリシア連合の盟主の威を示した。しかしペルシア追撃を指揮したパウサニアスの尊大な態度とエーゲ海域諸市への対応のつたなさのゆえに,エーゲ海域の諸市はアテナイに心を寄せた。スパルタは前460年代には大地震に端を発したヘイロータイの大反乱に難渋し,また前450年代にはアテナイと戦火を交えた。…
…プルタルコスによれば,アレクサンドロス大王は遠征に〈夢解き〉の神官を帯同したとされているし,夢見のための〈籠(こも)りincubation〉は想像以上に広い範囲で行われていたようである。それは古代医学とも密接に関係していたようであり,たとえば,パウサニアスは,《ギリシア記》の中でアスクレピオス神殿における病気治療について次のように記している。病人は種々の儀礼的な手続を経た後に,水を浴びせられ,身体を擦(こす)られ,香を焚(た)かれ,一種の恍惚状態のうちに,犠牲に捧げられた獣(牡ヤギなど)の毛皮の上に眠りこんで,夢を見る。…
…プルタルコスの著述においては,古代人の生の内面から輝きいでる力強い資質が語られているゆえに,時代が移ろっても古代の人々の面影を彷彿させる。過ぎにしギリシア文学の伝統を追慕する心情は,やはり帝政期の地誌家パウサニアスの《ギリシア旅行記》にもあり,フィロストラトスの《絵画論》《彫刻論》などからもくみ取ることができる。他方,アルキロコスやアリストファネスらの活発な風刺の精神もなお衰えず,この時期の文学に異彩を加えている。…
…一度にすべての子どもを失ったニオベは泣きつづけるうちに石と化し,それを風が彼女の故郷のシピュロス山上に運んだが,なおも涙を流しつづけたという。リュディアの生れで,みずからシピュロス山に登ったことのあるパウサニアス(2世紀)は,伝説の〈ニオベ石〉は近くで見ればただの岩だが,遠見には,頭をたれて涙にくれる女の姿に見える,とその著書《ギリシア案内記》に書き残している。【水谷 智洋】。…
…饒舌家で,その話はとかく若い時分の武勇談に傾くきらいはあるものの,だれからも尊敬される老人として,ホメロスの叙事詩に描かれている。歴史時代のペロポネソス半島西部には,ピュロスの名をもつ地が3ヵ所あり,パウサニアス(2世紀)の《ギリシア案内記》はメッセニア地方のピュロス(現在のピロス,別名ナバリノより少し北)をネストルの居城地と記しているが,1939年,アメリカの考古学者ブレーゲンC.Blegenが現ピロスの北方約20kmにあるエパノ・エングリアノスの丘に広大なミュケナイ時代の宮殿址を発見し,いまではここがネストルのピュロスと想定されている。【水谷 智洋】。…
…彼女の最も有名な神殿はアッティカ地方のラムヌスにあり,名匠フェイディアス(前5世紀)作の神像が奉置されていた。この神像は,鹿と勝利の女神ニケのついた冠をいただき,左手にはリンゴの枝,右手にはエチオピア人の姿を刻んだ杯を持っていた,とパウサニアス(2世紀)の《ギリシア案内記》が伝えている。【水谷 智洋】。…
※「パウサニアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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