パビリオン
〘名〙 (pavilion)
※深海魚族(1970)〈
邦光史郎〉「今度の
万博の展示館(パビリオン)は」
③ 古典主義建築で、
左右の端部に突き出した翼廊部。
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デジタル大辞泉
「パビリオン」の意味・読み・例文・類語
パビリオン(pavilion)
1 博覧会などの、仮設の展示館。
2 庭園などのあずまや。
3 建物の別棟。
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パビリオン【pavilion】
東屋(あずまや),離れ,あるいは博覧会場の展示館のような,独立棟の建物。本来は野営のためのテントを指し,形がチョウpapilio(ラテン語)に似ることから出たものという。やがて仮設の建物一般を指すようになり,現在では,機能や構造と関係なく,分棟形式で建てられた建物の一棟を指し,その配置形式を〈パビリオン・タイプ〉または〈パビリオン・システム〉と呼ぶ。こうした配置は,原始的集落や兵舎,入植地の家々など,応急的,仮設的な建物によく見られるが,近世ヨーロッパで,古典建築理論の影響により,建物の機能を整理し,一つの空間単位に一つの機能を当てる考え方が生まれ,また主屋に対し付属棟(翼部)――これをまたパビリオンと呼ぶ――を対称的に配置するような空間構成が好まれて,より整然とした形で再生してくる。
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パビリオン
四阿(あずまや),離れ,あるいは博覧会場の展示館のような独立棟の建物。本来は野営のためのテントを指し,形がチョウpapilio(ラテン語)に似ることから出たもの。現在では機能や構造と関係なく,分棟形式で建てられた建物の一棟を指し,その配置形式をパビリオン・タイプまたはパビリオン・システムと呼ぶ。また,主屋に対して付属棟(翼部)をパビリオンと呼ぶこともある。
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パビリオン
pavilion
建築用語。一般には移動可能な天幕,あずまや,仮設建築などをさすが,現在では仮設でない場合でも博覧会場における個々の建物をこう呼ぶことがある。
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