出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
サウジアラビア西部の地方名。アカバ湾とアシール地方の間の細長い海岸地域をさす。ヒジャーズとはアラビア語で「障壁」の意。紅海に面したティハーマとよばれる平野部と、それに並行するヒジャーズ山脈からなる。ヒジャーズ山脈は、南部のアシール地方の山々に連なり、イエメン共和国まで1800キロメートルにわたって延び、海からの湿った風を遮る自然の障壁となっている。ヒジャーズ地方にはイスラム教の聖都メッカ、メディナと、それぞれの外港であるジッダ、ヤンブーがある。これらの都市が位置する海岸平野部の気候は乾燥酷熱で、年降水量は100ミリメートル前後であり、夏と冬の温度差が小さい。それに対しヒジャーズ山脈では気候がやや温暖で、オアシス農業が行われている。とくにヒジャーズ山脈南東部のターイフでは、夏でも気温が40℃を超えることがなく、サウジアラビアの避暑地となっている。
[片倉もとこ]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
アラビア半島西岸の地域。現在はサウジアラビア領。イスラームの聖地であるメッカ,メディナを擁し,古くから巡礼の出入口として栄えた。また商工業都市としてジェッダ,ヤンブー,ターイフなどがある。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
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