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デジタル大辞泉
「ビシー」の意味・読み・例文・類語
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ビシー
Vichy
フランス中部,アリエ県の温泉都市。アリエ川東岸に位置する。第2次世界大戦中ペタン元帥のビシー政府がおかれた (1940~44) 。ローマ時代から温泉地として知られ,17世紀以降保養地として人気が出,19世紀にナポレオン3世の来訪によって発展した。温泉は重炭酸泉で泉温 17~66℃。湯治場,ホテル,スポーツ施設が整っており,毎年 13万人以上が訪れている。肝臓,胃などにきくとされ,鉱泉の水は「ビシー水」として各国に輸出される。食品,製薬などの軽工業もある。人口2万 8048 (1990) 。
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ビシー
フランス中央部,アリエ県の町。オーベルニュ高原北部,アリエ川に沿う鉱泉都市。鉱泉はローマ時代から有名で,炭酸,炭酸ソーダを含み,〈ビシー水〉として輸出もされる。1940年―1944年ビシー体制の政府所在地。2万7714人(1990)。
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ビシー【Vichy】
フランス中央部,アリエ県の都市。人口2万8000(1990)。マシフ・サントラル(中央山地)の北縁,アリエ川に沿い,一級のスポーツ施設を備えた温泉保養地。標高264m。泉源は14~66℃のナトリウム炭酸水素塩泉で,肝臓や胃腸病等に利用される。温泉療養はガロ・ロマン期にすでに行われていたが,中世には中断する。ルイ13世時代に療養所が設立され,その後,治療でたびたび訪れたナポレオン3世により〈湯治場の王妃〉と称される美しい場所となった。
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