出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「ビスケー湾」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ビスケー湾【ビスケーわん】
フランスとスペインの間にある大西洋の湾入。スペイン語ではビスカヤVizcaya湾,カンタブリアCantabria海,フランスではガスコーニュGascogne湾と呼ぶ。北東部と南西部は出入の多い岩石海岸であるが,その他は比較的単調な海岸である。フランス側は浅く,スペイン側では急激に深くなる。北西風によって荒れることが多く,干満の差は世界最大(120cm)。バイヨンヌ,ビアリッツ,ビルバオ,サンタンデル,ヒホンなどの港がある。ニシン,タラがとれる。
→関連項目フランス
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ビスケー湾
びすけーわん
Bay of Biscay
ヨーロッパ北西部にある大西洋の湾。フランス南西部アキテーヌ地方と、スペイン北部ビスカヤViscaya地方の間の海域。「ビスケー」は英語名で、フランス語名「ビスカイ湾」Golfe de Biscaye、またはガスコーニュ湾Golfe de Gascogne。スペイン語名ビスカヤ湾Golfo de Viscaya、またはカンタブリコ海Mar Cantábrico。面積約22万3000平方キロメートル、最大水深4732メートル。フランス側は大陸棚が発達し、ニシン、タラの好漁場。海岸では潮の干満の差が大きく、最大12メートルに及ぶ。
[高橋 正]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ビスケーわん【ビスケー湾 Bay of Biscay】
スペイン北西部オルテガル岬からフランスのブルターニュ半島西端に至る大西洋岸の湾。スペインではビスカヤ湾,カンタブリア海,フランスでは南の部分をガスコーニュ湾と称する。スペイン側は岩石海岸で天然の良港に富み,流入する河川の河口リアスríasはリアス海岸の語源。フランスのジロンド,アドゥール川間は砂浜海岸で,バイヨンヌ,ビアリッツ,サン・ジャン・ド・リュズはリゾート都市として知られる。カンタブリア海沿岸の主要都市はビルバオ,サン・セバスティアン,サンタンデルなど。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報