ビョルンダーレン(英語表記)BjØrndalen, Ole Einar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビョルンダーレン」の意味・わかりやすい解説

ビョルンダーレン
BjØrndalen, Ole Einar

[生]1974.1.27. ノルウェー,ドランメン
ノルウェーのバイアスロン選手。5人兄弟の末子として生まれ,シモストランダの農場で育つ。16歳で家を出てクロスカントリースキーとバイアスロンの訓練を積むためゲイロのスポーツアカデミーに入学したが,1年後にバイアスロンに専念することを決意。スキーでは圧倒的な速さを誇っていたため,射撃の訓練に集中する。1998年長野オリンピック冬季競技大会ではスプリントで金メダル,30kmリレーでは兄を含むチームメートとともに銀メダルを獲得した。2002年ソルトレークシティー・オリンピック冬季競技大会では,バイアスロンの三つの個人種目すべてで優勝し,30kmリレーでも金メダルを勝ちとった。2006年トリノ・オリンピック冬季競技大会では銀メダル 2個,銅メダル 1個を獲得。2009年2月,ワールドカップで 87勝目をあげ,スウェーデンアルペンスキー選手インゲマル・ステンマルクを抜いてワールドカップ史上最多勝を達成した。2010年バンクーバー・オリンピック冬季競技大会では個人の 20kmでの銀メダルに加え,30kmリレーでノルウェーチームの金メダル獲得に貢献し,オリンピックのメダル獲得総数は 11と,バイアスロン選手として最多となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android