進化論を確立したC・ダーウィンの著作。1839年ビーグル号艦長フィッツ・ロイRobert Fits-Roy(1805―1865)の著作の一部として出版され、1845年にダーウィンの部分のみが単行本として刊行された。正式書名は『Journal of Researches into the Natural History and Geology of the Countries Visited During the Voyage of H. M. S. Beagle』。ビーグル号はイギリス海軍の測量艦で、10門の砲を備えた木造帆船である。1831年暮れにプリマスを出港、5年後の1836年10月に帰港するまで、南アメリカ沿岸、太平洋諸島、ニュージーランド、オーストラリアを周航した。ダーウィンはこの航海の間に各地の動植物や地質を観察、調査し、標本を収集した。航海記はそれらのことを日記の形式で克明に記述しており、全体が21章からなり、第17章にはガラパゴス諸島があてられている。
[宇佐美正一郎]
『島地威雄訳『ビーグル号航海記』(岩波文庫)』
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化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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