精選版 日本国語大辞典 「ピリミジン」の意味・読み・例文・類語
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1・3‐ジアジンのこと。水に溶けやすい塩基性化合物で、分子量は80.1。生物にとって重要なのはその誘導体であり、ピリミジンおよびその誘導体を総称してピリミジン塩基とよぶことがある。これらは生体内で核酸およびヌクレオチドの構成成分となっている。とくに含まれる量も多くて重要なピリミジン塩基は、シトシン、ウラシル、チミンの3種である。チミンはおもにDNA(デオキシリボ核酸)に含まれ、ウラシルはRNA(リボ核酸)に、シトシンはDNAとRNAの両方に含まれている。DNAの二重螺旋(らせん)構造のなかで、チミン、シトシンのピリミジン塩基は、それぞれに相補的なプリン塩基と水素結合によって塩基対(つい)を形成している。チミンはアデニンと、シトシンはグアニンと塩基対を形成する。また、ウラシルはDNAには含まれていないが、アデニンと塩基対をつくることができる。ピリミジン塩基とプリン塩基の間のこのような塩基対をつくる性質は、核酸が複製されたり転写されたりするために非常に重要である。これら3種のほかに、核酸には5-メチルシトシン、5-ヒドロキシメチルシトシンなどのピリミジン塩基も微量存在する。
[笠井献一]
1,3-diazine.C4H4N2(80.09).マロンジアルデヒドHCO-CH2-CHOとホルムアミドHCONH2とを加熱するとつくられる(収率約65%).強い刺激臭のある結晶.融点22 ℃,沸点123.5~124 ℃.水,エタノール,エーテルに可溶.λmax 240 nm(ε 2400).水溶液は中性であるが,酸とは反応して塩をつくる.ピリミジンおよびその誘導体を総称してピリミジン塩基という.[CAS 289-95-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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