世界大百科事典 第2版 の解説
ピルグリム・ファーザーズ【Pilgrim Fathers】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…それは中世にみられる分派(セクト)と異なり,国家権力を離れることによってかえって教会独自の力を回復し,世俗化を積極的にうけとめるものであった。1620年にアメリカに移住したピルグリム・ファーザーズ(〈巡礼の先祖たち〉の意)につづいて多くのピューリタンがニューイングランドに植民地をもうけ,神政制を緩和して教会を中心とする民主的なタウン・コミュニティを建設した。教派は伝統的教会から別れるが,教会本来の課題に積極的にとり組むという点で,教会と本質を異にするのではない。…
…エリザベスの死後ジェームズ1世が即位したとき,ピューリタン牧師たちは〈千人請願〉を提出し改革の推進を求めたが,《欽定訳聖書》作成の願望以外はすべて受けいれられず,国教会体制はさらにひきしめられて継続することとなり,不満なグループはオランダやニューイングランドに移住するようになった。1620年メーフラワー号の人々(ピルグリム・ファーザーズ)がプリマスヘ上陸し,30年以降はボストン周辺へ大移住を行った。後者がニューイングランド・ピューリタニズムの最初のにない手となった。…
…メーフラワー誓約書ともいう。ピルグリム・ファーザーズ(巡礼父祖)によって,プリマス植民地建設にあたり,その乗船メーフラワー号上で結ばれた市民的政治団体civil body politic形成の契約書である。イギリスのピューリタンの中で,国教会から分離して独立の教会を形成することを主張していた分離派の一部は,信教の自由を求めて1608年オランダへ脱出した。…
※「ピルグリム・ファーザーズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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