世界大百科事典 第2版 「ファン・ボイ・チャウ」の意味・わかりやすい解説
ファン・ボイ・チャウ【Phan Boi Chau】
ベトナム近代民族運動の創始者。巣南,是漢の号がある。ベトナム北部ゲアン省の読書人の家の生れ。1885年のバンタン(文紳)蜂起の失敗後,中国の変法思想や西欧思想の中国語訳本に親しみ,皇族盟主の擁立,外国援助による抗仏運動を計画した。1904年クオン・デ(彊

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…20世紀初頭のベトナム民族運動組織。1904年ファン・ボイ・チャウらを中心として組織された。盟主には皇族クオン・デ(彊)を推戴し,ベトナムの独立回復と立憲君主制の樹立を綱領とした。…
…ドンズー運動失敗の後,広東に移ったファン・ボイ・チャウらが1912年に設立したベトナムの革命組織。維新会の後身。…
…こうしてベトナムは北部と南部という典型的な植民地下二重経済構造をつくりあげた。20世紀初頭,ファン・ボイ・チャウのドンズー(東遊)運動,ファン・チュ・チンの維新運動など,民族運動の近代化を志向する運動が起こったが,前者の革命路線も後者の啓蒙的改良運動もともにフランスの弾圧によって潰えた。 第1次大戦後,インドシナへの投資が拡大し,北部の鉱業,中南部のゴムのプランテーション,南部の米作の急激な発展は,労働者階級やサイゴンの地主,精米・輸出業者などのブルジョアジー,さらに知識人層を生み出した。…
※「ファン・ボイ・チャウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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