フランス領赤道アフリカ
フランスりょうせきどうアフリカ
Afrique Équatoriale Française; French Equatorial Africa
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世界大百科事典 第2版
「フランス領赤道アフリカ」の意味・わかりやすい解説
フランスりょうせきどうアフリカ【フランス領赤道アフリカ Afrique équatoriale française】
中部アフリカに位置するコンゴ,ガボン,中央アフリカ,チャドのフランス語圏4ヵ国が,1910‐60年,一元的な統治のもとにおかれていた植民地時代の名称。略称はAEF。1910年,三つのフランス領植民地ガボン,中部コンゴ(現,コンゴ),ウバンギ・シャリ・チャド(1914年,チャドはウバンギ・シャリ(現,中央アフリカ)から分離して独立の植民地行政単位となった)は,中部コンゴのブラザビル(中部コンゴの主都はポアント・ノアールにあった)に設けられたフランス総督府によって一元的に統治されることになり,フランス領赤道アフリカが成立した。
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フランス領赤道アフリカ
ふらんすりょうせきどうあふりか
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世界大百科事典内のフランス領赤道アフリカの言及
【中央アフリカ】より
…フランス植民地時代はこの地域を流れる二つの川の名をとってウバンギ・シャリOubangui‐Chariと呼ばれていたが,1958年の自治共和国移行に際して現在の国名が採用された。この国名は,建国の父ボガンダBarthélemy Boganda(1910‐59)(独立の前年に事故死)が抱いていた,旧フランス領赤道アフリカを主たる構成部分とする〈中央アフリカ合衆国〉建設の理想にちなんだものといわれる。【小田 英郎】
[自然]
国土の大部分は,標高600~900mの緩やかな起伏の高原で,国土の中央をほぼ東西に分水界が走っている。…
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