フリート街(読み)フリートガイ(英語表記)Fleet Street

デジタル大辞泉 「フリート街」の意味・読み・例文・類語

フリート‐がい【フリート街】

Fleet Street》⇒フリートストリート

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世界大百科事典 第2版 「フリート街」の意味・わかりやすい解説

フリートがい【フリート街 Fleet Street】

イギリス,ロンドン中心部の通りの名称テンプル・バーからラドゲート・サーカスまで,ホーボーン通りとビクトリア・エンバンクメントの中間を両通りと並行して東西に走る。《タイムズ》をはじめとするイギリスの主要新聞社,地方紙や外国の新聞社の支局などが密集していることで知られ,〈フリート街〉という名称は〈新聞界〉ないしジャーナリズム代名詞となっていたが,1980年代後半にテムズ川北岸のワッピングWappingに《タイムズ》などが移転し,この地区が新聞界の中心になりつつある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フリート街」の意味・わかりやすい解説

フリート街
ふりーとがい
Fleet Street

イギリスの首都ロンドンの新聞街。印刷の歴史と同じ古さをもつといわれ、イギリスの中央紙、地方紙のほとんどがこの一帯本社・支社を構えている。シティの西端にあり、街路名は、暗渠(あんきょ)化しているがいまもこの地区を流れるフリート川に由来する。17世紀当時の居酒屋教会などの古い建物も残り、一番地のチャイルド銀行はロンドン最古の銀行を自称する。

井内 昇]

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