ブリュージュ(英語表記)Bruges

デジタル大辞泉 「ブリュージュ」の意味・読み・例文・類語

ブリュージュ(〈フランス〉Bruges)

ブルッヘのフランス語名。

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世界大百科事典 第2版 「ブリュージュ」の意味・わかりやすい解説

ブリュージュ【Bruges】

ベルギー西フランドル州都市で,同州の主都ならびに司教座所在地。現地名ブリュッヘまたはブルッヘBrugge。人口11万8000(1981)。運河によって北海岸のゼーブリュッヘZeebrugge,オステンデと結ばれる。レース製作,金属・食品工業などが盛ん。9世紀ごろに築かれたフランドル伯の居城中心とした商人手工業者の町に起源を持ち,1127年自治権を得る。中世を通じて,フランドル伯領の首都であり,文化的にも経済的にも繁栄した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブリュージュ」の意味・わかりやすい解説

ブリュージュ
ぶりゅーじゅ
Bruges

ベルギー北西部、西フランドル州の州都ブリュッヘのフランス語名。

[編集部]

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旺文社世界史事典 三訂版 「ブリュージュ」の解説

ブリュージュ
Bruges

ベルギー北西部,フランドル地方の商工業都市
中世に毛織物工業で繁栄し,ハンザ同盟にも加入していた。のちブラバント地方に毛織物工業の中心が移ってから衰退。旧市街は詩情あふれる静かな中世のおもかげを残し,「北方ヴェネツィア」と呼ばれている。

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百科事典マイペディア 「ブリュージュ」の意味・わかりやすい解説

ブリュージュ

ブルッヘ

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ブリュージュ」の解説

ブリュージュ

ブリュッヘ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリュージュ」の意味・わかりやすい解説

ブリュージュ

ブリュッヘ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のブリュージュの言及

【フランドル】より

…しかし,中世初期にはフランク王国の北西端を占め,その中核地帯には属していなかった。バイキングの侵攻からかなりの被害を受けたフランドルは,王権に代わってブリュージュヘントに城塞を築いた有力領主のもとで,地域的結集の方向をとる。初代フランドル伯とされる9世紀末のボードゥアンBaudouin1世(鉄腕伯)から11世紀中葉までは,なお離合集散が激しかったが,12~13世紀には,地域開発政策と十字軍での活躍で著名なアルザス家のティエリーThierryやフィリップPhilippeのような名君のもとで,当時のヨーロッパで最も中央集権的な領邦を形成した。…

【ベルギー】より

…【高野 紀子】
【歴史】

[中世]
 中世には,現在のベルギーの領域はフランドル伯領(フランドル),ブラバント公領(ブラバント),エノー伯領,リンブルフ公領,ルクセンブルク(リュクサンブール)公領,ナミュール伯領,リエージュ司教領などに分かれ,フランドルの大部分はフランス王国に,残りは神聖ローマ帝国に属していたが,実質上は独立した邦国をなしていた。そして,このなかでもフランドルは,12世紀以来,毛織物工業の中心で,ブリュッヘ(ブリュージュ),ヘント,イーペル,コルトレイクなど多くの都市が密集し,中世の〈ブラック・カントリー〉とさえ呼ばれている。また,ブリュッヘは,イタリアやスペイン,ドイツの商人たちが集まる大商業都市で〈北欧のベニス〉とたたえられた。…

※「ブリュージュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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