デジタル大辞泉
「プランバナン」の意味・読み・例文・類語
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「プランバナン」の意味・わかりやすい解説
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プランバナン
ぷらんばなん
Prambanan
インドネシア、ジャワ島中部の古都ジョクジャカルタの東約15キロメートルにある集落。付近一帯の地には8~9世紀に栄えたヒンドゥー教と大乗仏教の遺跡が多数現存し、それらを総称して俗にプランバナン遺跡とよび、インドネシア政府もこの地域一帯を「プランバナン国立史跡公園」とする計画を進めている。遺跡群の中心的存在はチャンディ・ロロ・ジョングラン(チャンディとはインドネシア語で古社寺の意。チャンディ・プランバナンともいう)である。47メートルの尖塔(せんとう)を中心主堂とする大小240棟の堂宇からなる壮大な遺跡で、東南アジアの宗教建築史上でも、最重要な遺構の一つである。
[千原大五郎]
『千原大五郎著『インドネシア社寺建築史』(1975・日本放送出版協会)』
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プランバナン
ジョグジャカルタから42kmほどの所にある大乗仏教マハヤナの石造建築物で、ジャワの仏教文化を伝える壮大な遺跡です。同市西方の仏教寺院群ボロブドゥール遺跡と並び、インドネシアを代表する壮大な遺跡となっています。 中でも名高い建築は、856年にサンジャヤ朝のピカタン王によって建造されたシヴァ神殿「ロロ・ジョングラン(細身の乙女)」と呼ばれる中央のシバ堂。ひときわ大きく華麗な雰囲気を放っています。 寺院群は1991年、世界文化遺産に登録されました。 バリ島発着のオプショナルツアー参加が一般的です。
出典 KNT近畿日本ツーリスト(株)世界遺産情報について 情報
プランバナン
Prambanan
インドネシア,ジャワ中部のジョクジャカルタ付近に 10世紀頃建造されたヒンドゥー教遺跡。代表的遺構はロロ・ジョングランの寺院で,ブラフマー,ビシュヌ,シバの3堂から成り,そのうちのシバ堂の上層に表わされた『ラーマーヤナ』の浮彫が注目される。シバ信仰がジャワの国教となった時期の遺構で,ボロブドゥール遺跡とともに世界的に知られている。 1991年世界遺産の文化遺産に登録。
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プランバナン【Prambanan】
インドネシアのジャワ島中部,ジョクジャカルタの東方15kmにある村。その中心にはロロ・ジョングランLoro Jonggrang(別名チャンディ・プランバナンChandi Prambanan)と呼ばれる優れたヒンドゥー教寺院遺跡があり,世界的な仏跡ボロブドゥールとともに双へきをなす。また宮殿のあったラトゥボコの丘や仏教寺院のカラサン,セウ,サリ,プラオサンなど約30の寺院遺跡(チャンディ)が点在している。
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