プロレタリア演劇運動

山川 日本史小辞典 改訂新版 「プロレタリア演劇運動」の解説

プロレタリア演劇運動
プロレタリアえんげきうんどう

第1次大戦後,各国で盛んとなった社会主義推進を目的とする演劇運動ヨーロッパでの労働者主体の民衆劇場に始まり,日本でも1920年代からアナーキズム表現主義影響をうけた芸術家を含めて運動が多発した。大正・昭和初期に内部分裂や合体をくり返し,28年(昭和3)日本プロレタリア劇場同盟が結成されたが,34年当局の圧力解散。第2次大戦後はかたちをかえ継承された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android