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1859~1941
フランスの哲学者。生の哲学の立場に立つ。意識は量的に測定しえない流動的な純粋持続であり,生命は飛躍する創造的進化であるとする。主著『創造的進化』など。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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【映画芸術の本質論】
しかし,他方では,時間と空間の運動を映像に記録し再現する〈映画の原理〉に,いち早く注目していた〈20世紀〉の哲学者や芸術家たちもいた。フランスの哲学者ベルグソンはすでに1902‐03年に意識や思索のメカニズムと映画のメカニズムのアナロジー(類似)を論じ,〈人間は内面のシネマトグラフを回す以外のことは何もしない〉と述べている。機械や科学技術の産物であるがゆえに映画を芸術ではないとする考えが強固に存在する一方,逆にそれゆえに機械と芸術を結びつけようとする〈20世紀〉の芸術運動に,映画は合流することになる。…
…また企業の営利主義から生まれた薬害が目だつようになり,人間不在の医療や心を切り捨てた身体観に対する不信が高まり,身体についての新しい見方が要求されてきているといえよう。哲学の分野でも,ベルグソンやメルロー・ポンティのように,心理学や精神病理学の研究に注目しながら,心身の相関関係について分析し,デカルト以来の物心二元論を克服しようとする動きがみられる。実存哲学や現象学も,身体の問題の重要性に注目するようになった。…
…例えば《守銭奴》は,吝嗇漢(りんしよくかん)という従来の喜劇に特徴的な誇張された類型から,リアルな性格をもつ人物に変わっており,それゆえに性格喜劇と呼ばれるのである。彼の喜劇は,主として性格的に欠陥のある人物が破滅し,常識的な人物が幸福な結末に至るという構造をもっているが,ベルグソンは《笑い》のなかで,欠陥のある〈硬直化した〉人物を,社会から排除することを喜劇の機能と考えている。
[近代から現代]
18世紀には,演劇を道徳的に役立つものとみなす考え方が強くなったから,矯正という役割も考えられた。…
…カントにおける実践の主体としての理性の概念,フィヒテにおける根源的活動性としての自我の概念,ヘーゲルにおけるおのれを外化し客観化しつつ生成してゆく精神の概念などにそれが見られよう。フランスにおいても,意識を努力と見るメーヌ・ド・ビラン,精神を目的志向的な欲求や働きと見るラベソン・モリアン,意識を純粋持続として,純粋記憶として,さらには〈生の躍動(エラン・ビタール)〉の展開のなかでとらえようとするベルグソンらの唯心論の伝統があるが,ここにも同じような傾向が認められる。当然のことながら,こうした展開のなかで精神は単なる知的な能力としてではなく,むしろ意欲・意志としてとらえられるようになる。…
…20世紀前半を代表する哲学の一分野で,実存の哲学の前段階を成す。理性を強調する合理主義の哲学に対し,知性のみならず情意的なものをも含む人間の本質,すなわち精神的な生に基づく哲学が〈生の哲学〉であり,ベルグソン,R.オイケン,ディルタイ,ジンメル,オルテガ・イ・ガセットなどを代表とする。その先駆は,18世紀の啓蒙主義に対してルソー,ハーマン,F.H.ヤコビ,ヘルダー,さらにはF.シュレーゲル,ノバーリスなどが感情,信仰,心情,人間性の尊重を,またメーヌ・ド・ビランやショーペンハウアー,ニーチェなどが意志の尊重を説いたことにさかのぼる。…
…さらに,とくに言語化を拒むものの把握に〈直観〉が語られることがある。ベルグソンにとって,時間的な〈持続〉は,われわれがみずから直接に体験しうるだけで,言語による固定化を嫌う流動であったし,一般に神秘的なものの存在を認める立場では,そのような意味での直観が重んじられる。 もっとも,19世紀末に非ユークリッド幾何学をはじめとする新しい数学や,その基礎づけを目ざす新しい論理学が起こるにつれて,直観への信頼は薄れてきたといえる。…
…すなわち,中枢神経系が発達するほど,一定の入力情報に対する生体の反応に選択性が増す。神経系を〈不確定性の貯蔵所〉とみるH.ベルグソンの考え方(《創造的進化》)はこの意味で正しいといえるであろう。
【ヒトの脳】
[脳の発生と区分]
中枢神経系(脳と脊髄)を構成する細胞はニューロンとグリア(神経膠(しんけいこう))である。…
…ベルグソンの第2主要著作。1896年刊。…
…世界を構成する要素たるモナドは,形相的契機としての能動的力と質料的契機としての受動的抵抗力とから成る単純実体であり,いっさいの事象はそれぞれの単純実体の自発的働きの力動的展開,およびそれらの自発的働き相互の間の予定調和的対応として説明される。力動説という呼称は,ベルグソン説に典型的に見られるごとき,ダイナミックな生成を実在における本源的なものとみなす生命論的哲学説にも適用される。【増永 洋三】。…
…ホッブズによると笑いとは〈他人の弱点,あるいは以前の自分自身の弱点に対して,自分の中に不意に優越感を覚えたときに生じる突然の勝利〉を表すものだというのだが,この〈笑い=優越感=勝利の表現〉という考え方は,永らくヨーロッパの人が笑いを考える際の定式となってきた。例えばベルグソンの《笑い》(1900)には,ホッブズの名前は一度も言及されていない。しかし笑いを究明するにあたってベルグソンが立てた〈生きものの上にはりつけられた機械的なもの〉というテーゼに,ホッブズ的笑いの定式を読みとるのはさほど困難ではない。…
※「ベルグソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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