ホウ(ハウ)・にる・さまよう(漢字)

普及版 字通 の解説


6画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] にる・さまよう

[説文解字]

[字形] 形声
声符は方(ほう)。〔説文〕八上に「相ひ似るなり」とするのは仏・彷彿(ほうふつ)の意。傚(ほうこう)はまねる意。また放効ともいう。・彷徨(ほうこう)のように「さまよう」の訓もある。〔説文〕に籀文としてをあげるが、用例はない。

[訓義]
1. にる、にかよう、まねる。
2. さまよう。

[古辞書の訓]
名義抄佛 ホノカナリ・オボツカナシ・ナラフ・カタヒク・イカル像 ホノカナリ 〔字鏡集〕 イカル・ヒト・ホノカナリ・ナラフ/倣・ ヨル・ナラフ・マナブ・ナスラフ

[語系]
bang-huang、俳bui-hui、盤桓buanhuanはみな畳韻の連語。さまよい、たちもとおることをいう形況の語である。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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