ホーエ・タウエルン山脈(読み)ほーえたうえるんさんみゃく(英語表記)Hohe Tauern

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホーエ・タウエルン山脈」の意味・わかりやすい解説

ホーエ・タウエルン山脈
ほーえたうえるんさんみゃく
Hohe Tauern

ヨーロッパ・アルプスのうち、東部アルプスを構成する主要な山脈オーストリア・イタリア国境のブレンナー峠から東へ連なり、オーストリアのザルツブルク州とケルンテン州境のタウエルン峠に至る。チラータール・アルプス、フェネディガー山群、グロックナー山群、ゾンブリック山群などを含む。最高峰はグロックナー山群のグロースグロックナー山(3797メートル。オーストリアの最高峰)。山嶺(さんれい)は険しく、氷河侵食を受け、周辺にも氷河が多い。雪線高度は2700~2900メートル。グロースグロックナー・ホッホ・アルペン街道が東部でトンネルにより山脈を貫通している。

[徳久球雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android