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…ハワード.ヒューズ製作,H.ホークス監督および共同製作のアメリカの映画の名作。1930年製作。…
…やがてトーキーによって拳銃の発砲やマシンガンの掃射や自動車の疾走などが〈音〉を獲得するや,その暴力とアクションの魅力で大衆を熱狂させ,30年代初頭にギャング映画は黄金時代を迎えることになる。その口火を切ったのが,ギャング映画の古典として知られる次の3作,マービン・ルロイ監督,エドワード・G.ロビンソン主演《犯罪王リコ》(1930),ウィリアム・A.ウェルマン監督,ジェームズ・キャグニー主演《民衆の敵》(1931),ハワード・ホークス監督,ポール・ムニ主演《暗黒街の顔役》(製作は1930年,公開は32年)で,いずれもシカゴのギャングのボスとして鳴らし,当時まだ獄中にあったアル・カポネをモデルにして主人公の無法の人生と末路を描いた。主役を演じたロビンソン,キャグニー,ムニはいずれも一躍スターにのし上がり,また《暗黒街の顔役》でムニの弟分を演じたジョージ・ラフトとともに,4大ギャングスターとなった。…
…ハワード・ホークスが1939年に製作,監督した航空映画の古典的名作。トーキー誕生後,音の魅力とともに航空撮影や特殊技術の進歩によって,空中戦映画や航空映画は流行のジャンルの一つとなったが,これはホークス自身の見聞と体験をもとにしたもので,南アメリカのアンデス山中の小空港を舞台に郵便飛行士たちの命がけの任務と冒険を描く。…
…トーキー時代を迎えて,西部劇は馬のいななきやひづめの音や銃声や西部民謡といった〈音声〉の魅力を加えて発展し,他のジャンルと同様に音にふりまわされるという一時の試行錯誤はあったものの,あくまでも野外のドラマという条件のために室内劇のような台詞過剰に陥ることはなく,ラオール・ウォルシュ監督《懐しのアリゾナ》(1929)やキング・ビダー監督《ビリー・ザ・キッド》(1930)で効果的に使われたギターやピアノを使った音楽場面,銃撃戦,野宿のフライパンの中でベーコンの焼ける音といった音の使い方はその後の西部劇にも不可欠の要素となった。
[全盛期から西部劇の変容へ]
西部劇の全盛時代は,ジョン・フォード監督《駅馬車》(1939)からハワード・ホークス監督《リオ・ブラボー》(1959)に至る20年間であるというのがほぼ定説になっている。〈アメリカ自身が迷わなかった〉時代であり,映画をつくる側も見る側も迷わず〈フロンティア・スピリット(開拓者精神)〉を信じて夢を描くことができた時代であり,またサイレント時代からたたき上げてきた特色ある監督や俳優が円熟あるいは絶頂を極めた時期でもあった。…
…1961年製作のアメリカ映画。ハワード・ホークス監督作品。東アフリカのタンザニアにロケし,猛獣生捕りのプロフェッショナルたちの活動を描いているが,ホークス自身も〈これは西部劇の中に入れてもいい〉といっているように,主役のジョン・ウェインを中心に老・壮・青年の3世代に美女を加えたグループのチームワークが生み出す楽しさという点で《リオ・ブラボー》(1959)に始まり《エル・ドラド》(1966),《リオ・ロボ》(1970)とつづく西部劇三部作の〈番外編〉と見ることができる。…
…1959年製作のアメリカ映画。《赤い河》(1948)に次ぐハワード・ホークス監督,ジョン・ウェイン主演の西部劇で,このあと同工異曲のプロットと人物配置をもつ同じコンビの西部劇《エル・ドラド》(1966),《リオ・ロボ》(1970)と合わせて〈リオ・ブラボー三部作Rio Bravo Trilogy〉とよばれる。 ウィル・ライト著《六連発銃と社会》(1975)によれば,開拓民の共同体を〈悪〉から守るヒーローの活躍を描いた〈古典的なプロット〉の西部劇に対して,まずジョン・フォード監督の《駅馬車》(1939)が個人の執念に生きるヒーローを描く〈復讐のテーマ〉の西部劇のはじまりとなり,次いで《リオ・ブラボー》がプロのガンファイターたちのプロとしての誇りと責任や腕の競い合いを興味の中心とする〈プロフェッショナルのテーマ〉を開いた西部劇として,トーキー以後の西部劇の流れを変えたという。…
※「ホークス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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