ポアント・ノアール(読み)ぽあんとのあーる(英語表記)Pointe-Noire

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポアント・ノアール」の意味・わかりやすい解説

ポアント・ノアール
ぽあんとのあーる
Pointe-Noire

アフリカ中西部、コンゴの大西洋岸の港湾都市。人口29万8014(1984)。同国第2位の都市である。1934年に首都ブラザビルとを結ぶコンゴ・大西洋鉄道が開通して以来、内陸地方との中継貿易港として、コンゴの経済発展に貢献してきた。アブラヤシ綿花木材などのほかガボンマンガンを積み出す。1960年代からは石油、とくに海底油田開発中心地となり、精油所もある。

[赤阪 賢]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ポアント・ノアール」の意味・わかりやすい解説

ポアント・ノアール

コンゴ共和国南西部,大西洋岸の港湾都市。西南西約390kmのブラザビルと鉄道で結ばれる。商工業の中心で,ナツメヤシ,綿花,木材,ゴムなどの取引が行われる。港湾施設は1934年に建設され,第2次大戦後整備された。71万5334人(2007)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android