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デジタル大辞泉
「ポトス」の意味・読み・例文・類語
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ポトス
Epipremnum aureum
サトイモ科のつる性草本で,ソロモン諸島原産とされるが,不明な点が多い。観葉植物としては,最も大量に流通する鉢植えの1つ。かつてポトス属 Pothosに分類されていたため,ポトスの名で流通している。葉は心臓形で葉柄がつき,互生。深緑色で淡黄色の不規則な斑 (ふ) が入る。葉の大きさは鉢栽培下では長さ 10~15cm程度であるが,自生状態では大木などにからまり,30~40cmにもなる。黄色の斑が濃く入る`ゴールデンポトス'のほか,葉がライムイエローの`ライム'や,白い斑が入る`マーブルクイーン'などの品種が流通する。一般にはヘゴ材にからませたり,吊り鉢仕立てで栽培される。耐陰性が非常に強く,室内栽培に向く。高温多湿に適し,比較的耐寒性もあり,5℃以上で越冬する。挿木で容易にふやすことができる。
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ポトス【Pothos‐vine】
サトイモ科のつる性多年草(イラスト)。ソロモン諸島の原産といわれ,明治中ごろに渡来した。オウゴンカズラとも呼ばれるが,一般にポトスの名で親しまれている。しかし,この名は1880年に分類を誤ってポトス属で記載された植物の名称を園芸家が用いつづけたためで,実はハブカズラEpipremnum pinnatuneに近縁で,ポトス属の植物ではない。熱帯では茎が10m以上に伸びる。楕円形の葉は大きく,長さ40~50cmにもなり,黄白色の斑(ふ)が入り,葉縁が羽状に切れ込んだり,楕円状の穴があいたりする。
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ポトス
オウゴンカズラとも。ソロモン諸島原産のサトイモ科の常緑多年生のつる植物。観葉植物として温室内で栽培。茎の節に生じる気根で他物によじ登り繁茂する。卵状ハート形の葉に黄色の不規則な斑紋が入る。10℃前後で越冬。さし芽でふやす。全体に小型で,つり鉢向きの園芸品種の〈マーブル・クイーン〉は斑(ふ)の色が白い。葉の全体が黄緑色になる園芸品種〈ライム〉もある。
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