ポリエチレングリコール

デジタル大辞泉 「ポリエチレングリコール」の意味・読み・例文・類語

ポリエチレン‐グリコール(polyethylene glycol)

エチレングリコール脱水縮合した高分子化合物水溶性で、メタノールベンゼンにも溶ける。分子量は200~2万程度。無毒とされ、界面活性剤潤滑剤・医薬製剤・化粧品などに幅広く利用される。PEG (polyethylene glycol)。

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化学辞典 第2版 「ポリエチレングリコール」の解説

ポリエチレングリコール
ポリエチレングリコール
polyethylene glycol

略称PEGまたはPEO.ポリエチレンオキシド,ポリオックス,カーボワックスともいう.次の一般式で示される分子量200以上のポリエーテルで,分子量10000以上の高重合度のものもある.工業的には,フリーデル-クラフツ触媒,酸あるいはアルカリ触媒共存下でエチレンオキシドの開環重合により製造される.高分子量のものは安定で,不揮発性,無臭であり,結晶性もよい.エーテル基の親水性のため,水に易溶,脂肪族炭化水素には不溶であるが,多くの芳香族炭化水素に可溶である.単独あるいは混合して潤滑油溶媒,医薬基剤として,またゴム,食品,薬品,化粧品,紙,石油化学工業の中間体として広く使用されている.分子量700以下のものは透明または乳白色の液体で,1000以上のものは,グリース状またはろう状である.主として,液状ポリエチレングリコールは,エステル化して非イオン界面活性剤として,また固体状ポリエチレングリコールは,ゴム,薬品,繊維工業の原料として用いられている.[CAS 25322-68-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典 第2版 「ポリエチレングリコール」の意味・わかりやすい解説

ポリエチレングリコール【polyethylene glycol】

エチレンオキシド(酸化エチレン)を水酸化ナトリウムまたはフッ化ホウ素などのイオン触媒の存在下で重合させると得られる,分子量500~1000の液状ないしワックス状の高分子化合物。水溶性であり,軟膏,化粧品,医薬のベースとして用いられるほか,末端水酸基をさらにエーテル化,エステル化して,界面活性剤として用いられる。ジイソシアネートと反応させ,ポリウレタンとしても利用される。カルシウムストロンチウムの水酸化物,アルキル亜鉛などを触媒にすると,重合度(モノマーの数)が100万以上のポリエチレングリコールが得られる。

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栄養・生化学辞典 「ポリエチレングリコール」の解説

ポリエチレングリコール


 溶媒など諸種目的に使われる.重合度(n)は普通400〜2000.

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世界大百科事典内のポリエチレングリコールの言及

【グリコール】より

…重要なグリコールはほとんど粘度の高い無色の液体で甘味がある。エチレングリコール,プロピレングリコールCH3CH(OH)CH2OH,ジエチレングリコールHOCH2CH2OCH2CH2OH,ポリエチレングリコールHO(CH2CH2O)nCH2CH2OH,ヘキシレングリコール(CH3)2C(OH)CH2CH(OH)CH3などが重要である。繊維,樹脂,溶剤,界面活性剤,不凍液,食品加工,医薬品など多方面に用途がある。…

※「ポリエチレングリコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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