世界大百科事典 第2版 の解説
マス・コミュニケーション【mass communication】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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【定義】
広い意味では,多数の人々に情報,意見などを伝達するマス・コミュニケーションmass communication(英語),プブリツィスティクPublizistik(ドイツ語)の全媒体をさす。英語のプレスやジャーナリズムに相当する概念である。…
…情報の移動が送り手から受け手への一方通行one‐wayの場合は,〈報告〉〈通報〉〈通信〉〈伝達〉である。〈マス・コミュニケーション〉は〈大衆伝達〉〈大衆通報〉で,〈テレ・コミュニケーション〉は〈電気通信〉である。それに対して,情報が送り手と受け手との間を往復する相互通行two‐wayの場合は,〈会話〉〈討論〉などで,その結果生まれる〈共通理解〉〈合意〉〈ふれ合い〉などもコミュニケーションの一つの形と考えられる。…
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【定義】
広い意味では,多数の人々に情報,意見などを伝達するマス・コミュニケーションmass communication(英語),プブリツィスティクPublizistik(ドイツ語)の全媒体をさす。英語のプレスやジャーナリズムに相当する概念である。…
…また人間のコミュニケーションを説明する概念の一つともなっており,例えばオズグッドC.E.OsgoodとシビオクT.A.Sebeokは,コミュニケーションとは話し手が聞き手に一方的に情報を伝達する過程ではなく,むしろ話し手の伝える情報が種々の要因によって規制され,システムとしての安定性が維持されるという観点から,話し手が自分自身の音声を聞きながら話の内容を修正していく〈個人内フィードバック〉と,聞き手の身ぶりや返答を確かめながら修正していく〈個人間フィードバック〉という概念を導入している。個人間の会話ではこれらのフィードバックが常に機能しコミュニケーション・システムを制御しているが,他方,高度な機械技術を使って不特定多数の大衆に情報を同時に伝達するマス・コミュニケーションにおいては受け手からのフィードバックが少なく,伝達が一方的になる傾向がみられる。【広井 脩】。…
…たとえば〈テレビが普及した〉という表現は,単にテレビ電波の到達範囲が広がったという意味よりも,テレビ受像機の普及を意味するだろう。なお,マス・メディアがマス・コミュニケーションとまったく同義に使われることも少なくない。マス・コミュニケーション【稲葉 三千男】。…
…用語そのものは制度化・企業化したマス・コミュニケーションの反対語として,1960年の安保闘争のなかで生まれた和製英語である。当初は,手作りで部数も少ない,体制批判的な印刷物(雑誌,新聞,ビラなど)に限定されて使われていたが,語呂の良さもあって,しだいに反体制的でないもの,発行部数の比較的多いもの,視聴覚メディア(VTR,FM,ハム)によるもの,さらに集会や会話(口伝えの〈口コミ〉)をも意味するようになった。…
※「マス・コミュニケーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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