マッターホルン[山](読み)マッターホルン

百科事典マイペディア 「マッターホルン[山]」の意味・わかりやすい解説

マッターホルン[山]【マッターホルン】

アルプス西部,ペニン・アルプスの高峰イタリア名はモンテ・チェルビノMonte Cervino。スイスとイタリアの国境ツェルマット南西約8kmにある。標高4478m。切り立った氷食尖峰で有名。1865年ウィンパー隊が初登頂。
→関連項目アルピニズムゴルナーグラート[山]

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世界大百科事典 第2版 「マッターホルン[山]」の意味・わかりやすい解説

マッターホルン[山]【Matterhorn】

ヨーロッパ・アルプスのワリス山群にあり,スイスとイタリアの国境上にそびえる山。標高4477m。ピラミッド形の美しい山容はアルプスの象徴的な存在となっている。フランスおよびフランス語圏スイスではモン・セルバンMont Cervin,イタリアではモンテ・チェルビノMonte Cervinoとよばれている。1865年7月14日,イギリス人E.ウィンパー一行によってスイス側の北東稜(ヘルンリ山稜)から初登頂されたが,下山中7名のうち4名が墜落死するという遭難事件が発生した。

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世界大百科事典内のマッターホルン[山]の言及

【登山】より

…ことにイギリス人の活躍でアルプスの黄金時代を迎え,登山技術も急激に進歩した。1865年にはE.ウィンパーが登高不可能とみられていたマッターホルン(4477m)の登頂に成功した。また1857年には世界最初の登山団体であるイギリス山岳会(アルパイン・クラブ)がロンドンに創立された。…

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