マレーシア連邦(読み)マレーシアれんぽう(その他表記)Malaysia

翻訳|Malaysia

旺文社世界史事典 三訂版 「マレーシア連邦」の解説

マレーシア連邦
マレーシアれんぽう
Malaysia

マレー半島南部とカリマンタンボルネオ)島北部(サラワクサバ)からなる国。首都クアラルンプール
1963年,マラヤ連邦とイギリス領シンガポール・サラワク・サバが合体して成立。このとき,ブルネイ(当時イギリス保護領)の境界問題でインドネシア対立。マレー人優遇政策から,1965年シンガポールが分離独立。1981年に発足したマハティール政権は,ブミプトラ(“土地っ子”=マレー人優先)政策にもとづいた積極的な開発政策を推進。1993・94年の憲法修正で国王スルタン)の権限が縮小された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマレーシア連邦の言及

【マレーシア】より

…ブルネイは保護領のままであった。
[マレーシア連邦とその挫折]
 マラヤ連邦のアブドゥル・ラーマン首相は共産党の脅威を除去し,マレー人の特権を維持するために,マラヤ連邦,シンガポール自治国,サラワク,サバ(北ボルネオ),ブルネイをまとめてマレーシア連邦を結成しようという構想を持っていた。シンガポールはこれに賛成したが,サラワク,サバはラーマン首相に譲歩を要求した上で参加を決め,ブルネイは参加を拒否した。…

※「マレーシア連邦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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