1960年代から70年代にかけて世界的に流行した膝上丈の短いスカート。ミニはミニマムminimumの短縮形で,ごく小型の意味。1959年にイギリスのクワントMary Quantが発表し,ロンドンの若者の間に流行しはじめた。次いでフランスのデザイナー,クレージュAndré Courrègesが65年のコレクションで発表したことともあいまって,その活動性が注目され,全世界を風靡(ふうび)した。日本でもあらゆる年齢層の女性に愛好され,その後のジーンズとともに戦後ファッションの大衆化,カジュアル化に大きな役割を果たした。また美しいシルエットをつくり出すための体形づくりや瘦身美容などが注目されるようになった。ミニ・スカートの丈は膝上10cmほどの丈から超ミニと呼ばれるほど短いものまであらわれ,その後マキシ,ミディなどとスカートの長さは変遷しながらもファッションの一つとして現在も残っている。ミニ・スカートはそれまでのガーター・ベルトで吊るす靴下に代わって,ウエストまであるパンティ・ストッキング(英語ではパンティ・ホーズ)を流行させ,その他の下着の改良を引き起こすもとともなった。
執筆者:池田 孝江
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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