ミリ波(読み)ミリハ(英語表記)millimeter wave

デジタル大辞泉 「ミリ波」の意味・読み・例文・類語

ミリ‐は【ミリ波】

波長1~10ミリメートル、周波数30~300ギガヘルツの電波。電話中継・レーダー電波望遠鏡などに利用ミリメートル波EHF

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精選版 日本国語大辞典 「ミリ波」の意味・読み・例文・類語

ミリ‐は【ミリ波】

  1. 〘 名詞 〙 三〇~三〇〇ギガヘルツ(波長一~一〇ミリメートル)の周波数の電波。EHF。

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改訂新版 世界大百科事典 「ミリ波」の意味・わかりやすい解説

ミリ波 (ミリは)
millimeter wave

ミリメートル波の略。波長が1mmから10mmまでの範囲の電波,すなわち周波数で30~300GHzの範囲の電波をいう。公式呼称はEHF(extremely high frequencyの略)である。ほとんど光と同様の性質を有するようになり,直進するとともに霧や雨の減衰が著しくなる。衛星通信近距離の固定通信,計測用などに利用されているが,本格的利用は今後に残されている。
電波
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百科事典マイペディア 「ミリ波」の意味・わかりやすい解説

ミリ波【ミリは】

ミリメートル波の略。波長が1〜10mmの電波。周波数範囲では30〜300GHzに当たり,EHFともいう。波長が10〜30mmのものを準ミリ波,0.1〜1mmのものをサブミリ波という。ミリ波通信ミリ波レーダー,プラズマ測定,電波天文学等に応用される。→電波マイクロ波
→関連項目ミリ波通信

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