百科事典マイペディア 「メソディスト」の意味・わかりやすい解説
メソディスト
→関連項目アルミニウス|ホーリネス派
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
18世紀にイングランド国教会内に生まれた信仰覚醒運動を支えた宗派。ウェスリの指導のもとに福音主義を強調して,国教会の手薄な地域に伝道。ウェスリの死後の1795年国教会から独立し,産業革命による社会変化に対応して勢力を広めたばかりか,アメリカにも広がった。信徒の宗教生活を訓練する方式(メソッド)を重んじたところから,その名が生じた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…キリスト教プロテスタント教会の一派メソディスト運動Methodismの祖。オックスフォード大学に学び,はじめ英国国教会の聖職者であった。…
…しかし教派が自由に発達したアメリカでは,逆に世俗社会の多様な要求に従って立てられる分派なり非歴史的集団としてのデノミネーションも多数生じた。 近代の重要な教派としては,すでにあげた長老派と会衆派のほか,バプティスト,クエーカー(基督(キリスト)友会),メソディストがあげられる。バプティストとクエーカーはそれぞれに内的神秘的生命を重んじ(再洗礼派とバプティストとの連関は否めない),制度をきらって教会の外に出て,積極的に伝道を行うほか,良心の自由と平和を社会的にも実現しようと努めた。…
…それは,社会の近代化に伴って,以前のように厳しく訓練された聖歌隊やカントライを維持することが一般的には不可能となったことに一因があり,また啓蒙主義をへたのちのキリスト教は,その精神的支配力において徐々に退潮を余儀なくされているからである。 以上,ローマ・カトリックと16世紀に分立したプロテスタント諸派を中心に述べてきたが,18世紀以降に新たに分立した多数のプロテスタント諸派の中では,ウェスリー兄弟Charles Wesley(1757‐1834),Samuel W.(1766‐1837)を擁するメソディスト派がとくに重要である。大衆伝道のために平明に歌える旋律と親しみやすい和声付けを旨としたメソディスト派の賛美歌は,芸術的実質においては必ずしも高いものではない。…
…16~17世紀に誕生した非国教徒には,長老派教会,会衆派教会(組合教会ともいう),バプティスト,クエーカー(基督友会)などがあり,そのうち長老派は非遵奉派,バプティストとクエーカーは分離派のタイプに属し,会衆派は二つのタイプの中間的な存在であった。18世紀以降には,あらたにメソディストやユニテリアンが加わった。 非国教徒は17世紀の初め以降,北アメリカ,とくにニューイングランド地方への植民の中核となり,イギリス本国ではピューリタン革命の主要な担い手となった。…
…プロテスタントの一教派。アメリカのメソディスト教会内から19世紀におこったホーリネス運動,すなわちメソディスト派の創始者ウェスリーが教えた信仰生活の聖潔と完全を重視し強調する運動に起源を持つ50余の諸教会がある。独立戦争後メソディスト教会は西部開拓地の伝道に力を入れ,教会員数は飛躍的に増加したが,その信仰と道徳生活の質的低下を批判する人々が1825年に《聖潔への手引》という雑誌を刊行し,ホーリネス運動が始まった。…
※「メソディスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新