メンツェーリア(読み)めんつぇーりあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メンツェーリア」の意味・わかりやすい解説

メンツェーリア
めんつぇーりあ
[学] Mentzelia

ロアサ科の一年草または多年草。園芸界では旧属名のバルトニアBartoniaでよばれることが多い。熱帯・亜熱帯アメリカと北アメリカ西部に70種分布する。うちカリフォルニア原産のリンドレイ種が花壇用に栽培される。草丈は30~40センチメートル。葉は多肉質で、粗く、羽状に中裂する。7~8月、径5~6センチメートル、黄色で基部が橙(だいだい)色を帯びた5弁花を茎頂につけ、芳香があり、夕方に開き翌朝まで保つ。春に日当りと水はけのよい場所に直播(じかま)きする。

[植村猶行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android