フランスの作家。外交官としてヨーロッパの各地に赴き,〈文学の世界旅行者〉たらんとした。詩集《アーク灯》(1919)によって文壇に登場したが,コスモポリティスム文学の旗手と目されるようになったのは《三人女》(1921),《夜ひらく》(1922),《夜とざす》(1923)の小説3作によってである。あとの2作は堀口大学によって邦訳され,新感覚派を生んだことは有名。両大戦間の,激しく変貌しつつある世界の描写に優れた手腕をふるった。旅行記,年代記の類も多い。第2次大戦中ビシー政権によってルーマニア大使に任ぜられたため,戦後長く国外にとどまらざるをえなかったが,1968年アカデミー・フランセーズ会員に選出された。
執筆者:岩崎 力
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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