ヤギュウ(野牛)(読み)ヤギュウ

世界大百科事典 第2版 「ヤギュウ(野牛)」の意味・わかりやすい解説

ヤギュウ【ヤギュウ(野牛)】

一般にウシと呼ばれているもののうち,スイギュウ類を除いたグループで,ウシ属BosバイソンBisonの2属を指す。偶蹄目ウシ科の哺乳類。世界中に分布する家畜ウシBos taurusコブウシB.indicusを除くと,ユーラシア北アメリカに6種がある。体長1.8~3.5m,尾長50~110cm,肩高1.3~2.2m,体重350~1000kg。 ウシ属はさらに三つの亜属に分けられるが,それらの特徴は次のようなものである。

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百科事典マイペディア 「ヤギュウ(野牛)」の意味・わかりやすい解説

ヤギュウ(野牛)【ヤギュウ】

バイソンをさす場合が多いが,ときには他の野生ウシ,たとえばガウアインドヤギュウとも。肩高2m,インドミャンマー,西マレーシア,マレー半島に分布)やバンテンジャワヤギュウとも。肩高1.6m,インドシナ半島,ジャワ,ボルネオに分布)などを含めることもある。
→関連項目ウシ(牛)

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