ヤグラネギ(その他表記)Allium fistulosum L.var.viviparum Makino

改訂新版 世界大百科事典 「ヤグラネギ」の意味・わかりやすい解説

ヤグラネギ (櫓葱)
Allium fistulosum L.var.viviparum Makino

ユリ科の多年草。ネギの1種で,草丈はふつうのネギよりやや低く,盛んに分げつし,葉は細く濃緑色で直立する。花茎の先端に小ネギ(珠芽)をつけ,さらにこれらも小ネギを生ずるので,サンガイネギ(三階葱)ともいう。この小ネギを分離して栽植し,発根させて苗として繁殖する。冬は完全に休眠する。中国には古くから記載があるが,日本では18世紀半ばの文献に記載されている。北陸や東北地方の積雪地帯の一部で夏の葉ネギとして自家用程度に小面積作っている。また珍しいので観賞を目的として栽培されることがある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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