ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨシゴイ」の意味・わかりやすい解説
ヨシゴイ
Ixobrychus sinensis; yellow bittern
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広義には鳥綱コウノトリ目サギ科ヨシゴイ属に含まれる鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この属Ixobrychusは世界の温帯、熱帯に広く分布し、8種に分類される。日本にはヨシゴイ、オオヨシゴイ、リュウキュウヨシゴイの3種が夏鳥または留鳥として生息し、繁殖する。
種のヨシゴイI. sinensisは全長約38センチメートル、日本のサギ類のなかではいちばん小形種である。羽色は全体に淡黄褐色または淡灰褐色で、頭上と初列・次列風切(かざきり)は黒い。雌と幼鳥は背や胸に暗褐色の縦斑(じゅうはん)がある。アジア東部・南部からニュー・ブリテン島にかけて広く分布する。日本には夏鳥として5月初めに渡来し、全国のヨシ原や湿地で繁殖する。目だつ鳥ではないので気がつかないことが多いが、まれな鳥ではなく、ときどきヨシ原の上をゆっくり羽ばたいて飛ぶのをみかける。巣は、湿地のヨシの茎を数本寄せ集め、その上に託して枯れ茎や枯れ葉で皿形につくる。1腹の卵は5~6個、抱卵期間は約18日。夕方などに寂しい声でオー、オーと鳴く。
[森岡弘之]
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