ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨルバ族」の意味・わかりやすい解説
ヨルバ族
ヨルバぞく
Yoruba
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…しかし,その仕方は,各部族の生活様式や風土的条件のちがいによって異なる。たとえば,西アフリカの森林地帯に住むバウレBaule族やヨルバ族の自然主義的な優雅な人物像に対して,北方のサバンナ地帯に住むバンバラ族,ドゴン族,ボゾBozo族はきびしい抽象性をたたえた仮面や人物像をつくる。しかし,様式の差をこえて,ひとつの共通した造形思考が,アフリカ彫刻全体を貫いている。…
…ナイジェリア西部に19世紀から20世紀にかけて存在した都市国家。19世紀初頭より,混乱状態のオヨ王国を逃れたヨルバ族が避難する地となり,彼らはここに共和制的な政府をつくった。そしてフルベ(フラニ)族やハウサ族が北から圧力をかけた時,それに抵抗する後ろだてとなって,次第に南ヨルバランドに勢力を伸ばした。…
…特にダホメー王国では,奴隷貿易の輸出にかかわって港が栄え,交換レートや関税を伴った流通機構が注目された。ナイジェリアのヨルバ族の市は,場所と周期によって5類型に分けられる。(1)まちの常設市,(2)まちの夕市,(3)いなかの夜市(定期的),(4)いなかの昼市(おもに肉),(5)いなかの市(数日ごとに定期的)というものであり,市の周期は8日ないしは4日である。…
…人口136万5000(1995)で,西アフリカ屈指の大都市。イバダン周辺は元来ヨルバ族の居住地域で,18世紀末から,戦乱を逃れた彼らの一部が集落をつくり農業を営んでいた。19世紀初頭,やはりヨルバ族の一部がつくっていたオヨ王国の国内が,フルベ(フラニ)族の勢力浸透によって混乱に陥ると,多くの人々がイバダンに避難した。…
…ナイジェリア連邦西部,イフェを都とするヨルバ族最初の王国で,11世紀初頭までにはつくられていた。ヨルバの伝承によれば,人類発祥の地はイフェIfeであり,そこに天の神オロルンが降臨させたオドゥドゥワが王国をつくった。…
… このような点は未開社会ではひじょうにはっきりとしている。アフリカでは祖先崇拝が発達しているが,ドゴン族(マリ),ジュクン族,ヨルバ族(いずれもナイジェリア)では仮装を伴った祖霊の祭りが行われる。ドゴン族では,60年に1度,現世の創始者となった祖霊を祭る大行事(シギの祭)が行われ,このとき長い仮面をつけ仮装した人間がその祖霊として登場する。…
… アフリカのマラウィ湖西方のマラビ族は,住居を移すとき,一本の木の下に穀粉を置き,1日たってそれが乱されていれば,精霊が移転を認可したしるしとする。西アフリカのヨルバ族は,新築の家での最初の夜,悪霊の魔力をやぶるため,奴隷を2人寝かせ,戸口に蹄鉄状の鉄をとりつけ,悪霊が新たに入らないようにした。ジャワのウォノソボ地方では,新家屋の建築に際し棟木に赤い布を結んで悪霊よけとし,ときにはこの赤布に一茎の稲を結びつけることもある。…
…しかしこれらは,アフリカ人からみれば他者が行った分類の試みなのであり,アフリカの各部族が自分たちの方法で行ってきたものとは異なっている。たとえば,口承伝承を8種類に分類する部族の例をみると,ナイジェリアのヨルバ族は(1)神話,(2)伝説,(3)物語,(4)なぞなぞ,(5)ことわざ,(6)歌,(7)呪文,(8)占い行事での対句となり,ケニアのマラクウェットMarakwet族では(1)物語,(2)鬼物語,(3)寓話,(4)なぞなぞ,(5)ことわざ,(6)割礼(かつれい)とその他の儀礼の歌,(7)子供の歌と遊び,(8)男が歌う歌,となり,ウガンダのガンダ族では(1)物語,(2)歌を伴う物語,(3)ことわざ,(4)なぞなぞ,(5)歴史,(6)伝説と神話,(7)表現技法重視の暗誦,(8)歌,というぐあいに分類する。なお,実際にはある形式,たとえばある種の詩が存在するにもかかわらず,それらを指す特別な総称をもたない例も見いだされる。…
…12月半ばから2月半ばにかけてサハラ砂漠から吹く乾燥した熱風ハルマッタンの影響は,とくに北部に強くみられる。【端 信行】
[住民,社会]
1億を超える人口をもつ大国であるが,西部のヨルバ族,東部のイボ族,北部のハウサ族およびフルベ族(フラニ族)の大きな部族が勢力を分けあっている。これらの部族は人口も500万から1000万以上を数え,もはや部族ということばはあてはまらない。…
…西アフリカ,現在のナイジェリアの西部州にあるベニン・シティに13~18世紀ころに存在した王国。ベニン・シティより西にいくつかの国家をもっていたヨルバ族の一部が,13世紀ころにはこの王国の原型をつくっており,15世紀までにはこの都市を中心にニジェール川の西方に広がるデルタ地帯にかなり大きな国家をつくっていた。したがってベニン王国はヨルバ文化の影響下にある。…
※「ヨルバ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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